こんな目安が欲しかった

BANSEI粘着タック試験器/LTS・57:別名/パチンコ玉ローリングテスター
(一部に説明錯誤が生じますので、お知らせとお詫びご確認ください。)

LTS-57・ラベル粘着タック試験の説明

ラベルの仕様や耐久性を考えるには、デザイン・表示の変退色・表面の強さ・紙/フィルムなどの基材特性等があり、これらは何とかデーターの数値と視感・触感で特性把握が可能です。しかし、特性判断が大変難しいことにラベル裏面の糊の特性があります。ここでは、ラベルや粘着テープなどの接着力・保持力・タック力について比較判断する数値と目安となる特性把握の方法です。

イラストは、簡易品質確認用に開発した粘着タック試験器/BANSEI-LTS・57 Pachinko Ball Rolling Tester です。

これを、作って・使って粘着タックを試験して、目安を把握します。

はじめに、何故粘着タックの把握が必要なのか?

“ 糊がカゼ引いた”と言う言葉を聞いたことはありませんか?これはガムテープやラベルなど粘着(接着)剤を使用した製品を長期間在庫したときなど、糊の粘着力が劣ってしまった状態を表す際に用いられるようです。ほかにも、粘着加工した包装や建築材料とかラベルやステッカー製品が剥がれ落ちたときなど“ 糊が死んじゃった!”とも言うようです。そこで、ラベルをはじめとする粘着剤を使用した製品の安全と目安把握の方法です。

■どのようにして粘着力の試験ができるのか?

webを使って粘着製品のタック試験ができる秘密?そして、試験方法の原理や校正・換算した値の信頼性など、詳しい説明はこちらをクリックしてご覧下さい。

ラベルに限らず以下のような粘着剤を使用した製品の安全と用途や目安把握の方法として、簡単にできますので是非ご利用下さい。

(a)ガムテープやラベルなど、粘着製品の在庫期間と粘着タックの関係把握。

(b)ポスターやクロス貼付に用いる糊の選択や調合時のタック試験。

(c)ラベル・シールなど粘着製品の仕様決定や購入時の比較検討。

(d)粘着力はボールNo.??と表示された製品の粘着力を実感として把握。

(e)いろいろな粘着剤塗布製品の比較選別や簡易確認・・・“ 論より試験 ”です。

■粘着力を把握するうえでの問題点

ラベルや粘着テープ類に於ける粘着剤(接着・糊)の特性表示には次の3通りがあります。

(a・粘着力)接着や糊の強さのことで、一般にはラベルの粘着面をステンレス板に載せて一定の圧力で押しつけてから、貼り付けた試験片をステンレス板面と平行に180度折り返して一定速度で引き剥がすときの力を数値で表します。(数値の大小で粘着力を判断します。)

(b・保持力)垂直に固定したステンレス板の下端にラベルの粘着面を規定の面積貼り付け、一定の重りを吊り下げた状態でステンレス板と粘着剤貼付部分間に発生するズレの幅と時間を数値で表します。(ズレ=0が最も強く、ズレが大きく時間が少ないと弱い事になります。)

(c・タック)簡単に言うと粘着剤のベタつき具合、つまり軽い圧力で被着面に接着する力=タック=粘りの強さです。タックの測定方法は、JIS Z0237 に於いては傾斜のついた試験台で31種類の異なる鋼球をころがして粘着面でキャッチできる鋼球の大きさで判断する試験方法が規定されていて測定結果は鋼球の大きさを表す番号で表示します。(ボール番号が大きいほどタックが強いことになります。)

ラベルやシールのみに絞って粘着力を考えると、次のことが大切です。

(d・被着面)前述の(a・b)の通り、その多くが貼り付けて試験した被着面がステンレス面の数値ですので、プラスチックや塗装面など貼り付ける材質によって粘着力が異なります。特に粘着剤によってはポリプロピレン樹脂など、被着面材質によって粘着力や保持力が相当異なりますので注意が必要です。

(e・用途)特に(b)の保持力については、荷作り梱包や物品の固定用など粘着力に対して常に反発する力が掛かる用途に於いては重要な特性です。しかし、ラベルのように貼付保持する荷重がラベルその物だけで軽量であり、他から大きな力が加わらない用途に於いては、あまり関係しません。

(f・耐久性)粘着剤の特性(a・b)は距離や力・重さで表されますので、数値の大小でおおよその判断ができますが、(c)のタック特性については“ボールの番号”で表示しますので理解しにくい面があります。ラベルなどの粘着製品の耐久性の判断には、このタック特性が一番の目安とされますので、この値の把握はとても重要なのです。しかし、現実には手指で触れて感覚で判断しているのが殆んどであり、その判断には感覚の個人差がつきもので、到底数値化などできることではありません。

(f-1)タックが大きいと接着・粘着強度が強いものと誤解する例が多い。つまり、ベタベタが強いと接着力が強いと誤解している。例として紙系のラベルとフィルム系の粘着剤のタックの差や再剥離(貼り剥がし)用と一般用粘着剤のタックを比べると理解し易いことです。

(f-2)粘着剤の劣化(老化)状態が最も明確に把握できる。前述の“糊のカゼ引き”例の通り粘着ラベルやテープとして製造加工後の保存状態・在庫期間・温度やオゾンによる劣化など、品質面での性状把握し易いのがこのタック値で、特にゴム系の粘着剤とかオゾン劣化の判断には欠かせません。

(g・BANSEIの粘着力試験器-LTS・57)型紙プレゼント

タック値の測定には、JIS Z0237-12規格で傾斜式ボールタック装置の使用が規定されています。しかし、試験装置が大きく31種類からの異なる鋼球を使用するなど、作業現場で品質確認するには手軽に試験できません。そこで、お客様の目の前で簡単に試験ができて繰り返し精度の良い方法として開発したのが「粘着タック試験器、BANSEI・LTS-57/Pachinko Ball Rolling Tester」です。これは、厚い紙・名刺の箱・パチンコ玉の3点があれば、誰でも簡単に作って試験できる粘着タック試験器で、傾斜式ボールタック装置の試験値に換算しても十分実用になる精度が得られます。(粘着力試験器-LTS・57の型紙が必用な方は、下の案内をご覧下さい。作り方や詳しい使用説明は、会員登録後のアンケートに回答しますと無料で型紙と共にダウンロードできます。)

試験の方法

1)机や作業台上にA3サイズ程度の木板かカッターマットを載せ水平を確認してから、粘着タック試験するラベルやテープ(試験片)<1>の粘着面を上向きにしてセロテープ<2>でシワや浮き上がりがないように固定します。

2)試験片の端末と転球台の「▲0<3>及びスケール<4>の「0点」を合わせ、ストッパー<5>をスタート点*H▲<6>か*▲L<7>の溝に差し込み良く清浄した*ボール<8>を置き、転球台と試験片の平行を確認します。
▲H<6>:包装用ガムテープ・事務用セロテープ・強粘着ラベルなどの試験に使用します。
▲L<7>:一般用ラベル・フィルム系ラベル・弱粘着ラベルなどの試験に使用します。
<9>:スタート点▲Lでオーバーランして測定できないときのスタート位置です。
*ボール<8>:清浄方法はアルコールまたはベンジンで良く拭き、数分以上経過してから、必ず手指が触れないようにピンセットなどを用いてスタート位置に載せます。

3)ボールストッパー<5>を抜き取り、転がったボールが粘着面で停止した中心位置と基点「▲0」間の距離<X>がタック値をミリで表します。測定は転球台を左右に15ミリ程度ずらしながら3〜5回繰り返し行ない、その平均値をタック測定値とします。

4)試験片<1>の長さは、通常のラベルや粘着テープの場合、約150〜300_で測定可能ですが、弱粘着剤やオゾンなどで劣化した粘着剤のタックを比較測定する場合は▲L<7>より更に下の△S<9>からスタートするか、試験片を長くして測定する必要があります。
*LTS・57で試験できるのは、ラベルなど一般用途の粘着製品です。ゴキブリ・鼠捕りやプリンターのクリーニング粘着シート・ラミネートフィルムなど特殊用途の試験測定はできません。

5)この粘着タックの試験方法は、アメリカ PSTC-STC#6及び、ASTM-D-3121-73 規格に採用されている「RollingBall試験」を参考にして、日本の何処ででも入手できる材料で製作、簡易試験できる様にしました。繰り返し測定誤差が小さく「JIS Z-0237規格のボールタック試験」の結果ともほぼ換算できますので、粘着タックの用途目安設定や簡易試験用のほか、粘着シート類の劣化・老化・在庫期間の確認など品質管理にお役立て下さい。

◆校正や換算についての注意

BANSEI・LTS-57粘着タック試験器で粘着特性試験を行う目的と試験前の注意について、詳しい説明はこちらをクリックしてご覧下さい。

作り方と校正の方法 

粘着タック試験器-LTS・57の作り方や詳しい使用説明は、「なかまぼっくす」に会員登録された方(法人のみ)で、アンケートに回答頂いた方にお知らせする「ダウンロードアドレス」から無料で型紙と共に出力されます。ダウンロードの前に厚い紙(A4サイズ1枚)・名刺の箱(100枚入り)・パチンコ玉(3〜5個)の3点を準備して置いてください。また、お手元の粘着タック試験器-LTS・57の校正が必要な場合は、会員登録番号と「PLLABEL-JP」のロット番号を連絡することで簡単に確認できます。なお、BANSEI/LTS・57の試験範囲は、「JISZ-0237傾斜式ボールタック法」のボールNo.2〜20程度です。

注意:LTS-57:簡易型転球式粘着タック試験器」については、有限会社バンセイが保有する著作権及び工業所有権であり、顧客サービスとして無償提供するものです。なお、本器の使用及びその説明や試験結果などに関わる一切のことに責任は負いません。目安の把握は勿論ながら商取引、製品試験など安全に関わる用途に於いては、JIS規格など正規な規格規定に基づき適切に校正された試験・測定装置を使用して下さい。なお、正規の試験・測定装置をお持ちでない場合には、試験評価の受託業者を紹介致します。

<ご参考までに>

BANSEIは“提案しながらのお付き合い”の理念で、業務を遂行しておりますが、まず、web上でこの他の資料や試験方法などをご覧頂いて、ご納得頂けましたらお付き合いください。「PLLABEL」商標の通り、ラベル・製品安全などが得意です。

PLLABEL-JP」は、ユーザー様においてwebを使ってご採用前の試験確認”できることが特長です。このため、試験や製品についてのお問合せにつきましては、個々に対応させて頂く時間的なゆとりが必要なため、全てのユーザー様は「なかまぼっくす」にご登録頂くことが必要です。なお、現在は、サービス対応能力と「PLLABEL-JP」の特性用途から、ユーザー様を“メカトロニクス機器関連、生産現場”の皆様を対象にお薦めしています。

粘着タック試験器-LTS・57の型紙のダウンロード(無料)ご希望の方は、「なかまぼっくす」会員登録申込みページの連絡欄に「LTS-57:粘着タック試験器」のダウンロード希望と記入してお申し込み下さい。会員登録の後、ダウンロードアドレス(PDFデータ)をお知らせ致します。なお、「なかまぼっくす」会員登録された方(法人のみ)には、この様なサービス企画発表の際には最優先でご案内させて頂きます。

■お知らせ

PLLABELJPシリーズ」は、インクジェット方式プリンターを使用して工業製品の部品名称や説明表示ラベル製作を目的に開発したタックフィルムです。 特に、ラベル基材・粘着剤・表面コーティング・セパレーターなど、それぞれに“工業用途としての特性”を附加するため「ダイタック/大日本インキ化学工業(株)タック事業部」の協力を得て開発したものです。  ▲DAITAC/ダイタックは大日本インキ化学工業(株)タック事業部の登録商標です。

ラベルの試験・評価委託先として紹介の「ツツナカテクノ梶vは、「PLLABELJPシリーズ」ラベル基材にインクジェット方式プリンターを用いて、工業製品の部品名称や説明表示ラベルを製作した場合の評価・試験が委託できます。 この他、様々な分析・物性試験・評価が充実した試験設備を駆使してできますので、製品の第三者(ISO9002認証)による試験委託としてご利用ください。 TSUTSUNAKA TECHNOは、ツツナカテクノ(株)の登録商標です。

この情報サービス及び本ホームページの内容等を無断で複製(引用)利用する事を禁止します。製品情報内容や使用しているキャラクター・素材・資料などに於ける知的財産権の尊重には十分ご配慮下さい。PLLABEL」「なかまぼっくす等は、有限会社バンセイの登録商標です。

■まず、webで目安を把握しておけば為せば成るのです。

ラベルの表面デザインから裏面粘着特性まで、お手元で試験できます。ご利用ください。

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