■■■タック値の校正換算についての注意■■■
(タック試験器の紙型ダウンロード済みの方と、お問い合せの方に説明です。)

■webサービスからダウンロードした『BANSEI・LTS-57粘着タック試験器』は、試供品の『工業用ラベル/PLLABEL-JP』を使って粘着タック値の校正を行うことで、日本工業規格( JIS Z0237)の傾斜式ボールタック試験法のボールNo. に換算することもできますので、以下のような試験目的に合わせて情報サービスをご利用下さい。
★はじめに、LTS-57粘着タック試験法と傾斜式ボールタック試験法の違いをご覧下さい。
■何を目的に試験しますか?
1)ラベルや粘着テープを使用するときに、初期粘着タックの強弱を判断したい。
◇校正の必要はありませんので、それぞれ3〜5回試験した平均距離で比較して下さい。
2)粘着シート類の在庫による劣化や保管による変質を新しい品と比較する。
◇比較目的なら校正の必要はありません。試験作業の安定維持に注意して下さい。
3)カタログなどに表示のボールタックNo.
は、どの程度?を実感として把握したい。
◇校正の必要はありません。名刺の箱とパチンコ玉1個で初期粘着力が概略判断できます。
4)同じ種類の粘着シート製品の粘着特性を粘着タック値で確認する。
◇校正依頼するデータは[ PLLABEL-JP]を用いて試験した値をBANSEIに連絡して、校
正回答のあったタック値をご利用下さい。
5)異なる種類の粘着シート製品類の粘着特性をタック値で確認する。
◇試験タック値と共に、試験温度と粘着層の厚さ又はメーカー品番等をお知らせ下さい。(ボールタックNo.に換算できない場合もありますので、事前にご相談ください。)
6)LTS-57のタック値を傾斜式ボールタックNo.
に換算したい。
◇[ PLLABEL-JP]以外は、用途・粘着層厚・粘着付与剤の関係から概算値となります。(ボールタックNo.に換算できない場合もありますので、事前にご相談ください。)
7)傾斜式ボールタックNo. からLTS-57のタック値に換算したい。
◇試験方法の違いからボールタックNo.
の適応範囲が大きく、実用になりません。
8)傾斜式ボールタックNo.の値を更に細かなレベルで粘着タックを把握したい。
◇この換算サービスは、31通りのボールNo.
を更に「 強・中・弱」の3倍にして換算します。
9)傾斜式ボールタック法以外のプローブ試験法やループタック試験法に換算したい。
◇換算サービスはできませんが、同一の試験材料なら部分的には可能と思われます。
10)LTS-57のタック試験器を作り直したり、将来、タック値の校正が必要なときは?
◇ご使用中の[ PLLABEL-JP]の管理番号を確認して、いつでも校正試験に使えます。
■試験実施前に注意すること
1)[ PLLABEL-JP]試供品のテストプリントにご協力頂いた方にお知らせしてあります。LTS-57粘着タック試験器のダウンロード型紙にある指示と説明書を良く読んでから試験を実施して下さい。特にタック値の校正や傾斜式ボールタック試験法のボールNo. に換算してご利用になる場合は、LTS-57粘着タック試験器を安定した状態にして試験することが大切です。例えば、同じ粘着面で試験毎にタック値が大きく異なったり、ボールがバウンドする場合は、タック試験器の組立不良や不安定なセットが原因ですので、ボールの加速溝(転球溝)や傾斜角度が安定するように補強して試験して下さい。
2)粘着シートなどのタック特性は試験場所の温度が試験結果に影響しますので、温度測定は作業台の上など、タック試験器のなるべく近い位置で行って下さい。また、被試験物(ラベルなどの粘着面)は、試験場所で十分に温度慣らししてから試験して下さい。このほか、柔軟な樹脂製の粘着テープ類の場合は、引き延ばしの力で粘着特性が変化しますので元の状態に復元する迄の時間を考慮する必要もあります。温度変化を考慮した試験の参考例としては、[
PLLABEL-JP]を用いた試験のボールスタート位置が、試験温度23℃以上は「L」試験温度23℃以下は「S」を使用しますと、より細かなタック値の変化が把握できます。
3)試験板には、大きさA3サイズ以上のオフィス用のカッターマットが入手し易いと思われますが、このほかテーブル用ガラス板・金属板・木板など、表面が平滑で堅いものを使用して下さい。また、継続して試験する場合は、必ず同じ試験台(板)を使用して下さい。なお、試験板の水平確認には前後左右からボールを転がして直進することで確認するか、水準器などを用いて水平を測定してから試験をして下さい。また、ボール(鋼球)は常に錆や汚れの無い物を使用して、必ず、試験を一回行う毎に良く清浄して下さい。
4)LTS-57粘着タック試験器の校正用データは、未使用の
[ PLLABEL-JP]の粘着面を使って測定場所を変えながら5回以上試験して、その平均値を校正確認用のタック値として下さい。なお、粘着面の一部分に於いて著しく試験値が異なる場合は、ボールの汚れ又は、未使用の[
PLLABEL-JP]の粘着面に部分的に力が加わるなどして、タック値に狂いが生じていますので、粘着面の試験位置を変えて再試験して下さい。(プリントしたりセパレーターを貼替した物は校正データ作成用としては使用できません。)
5)BANSEI・LTS-57粘着タック試験器と[
PLLABEL-JP]を用いた試験による校正・換算サービスの結果は、粘着シート類の用途や粘着特性を大まかに目安把握するためのものです。工場等では、研究・試験・品質管理等の補助目的に用いるものであって、商取引・品質保証・その他の証明のための試験に用いるものではありません。以上、正しく有効にご利用ください。
■タック値の校正・換算の申込み