どのように粘着力の試験ができるのか?

webで粘着シート製品のタック試験が簡単にできる。

ラベルや粘着シートの粘着タック特性を調べるには、a)傾斜式ボールタック試験、b)ローリングボールタック試験、c)プローブタック試験、d)ループタック試験などの方法があり、ラベルの粘着タック試験では、イラストで説明の JIS Z-0237規格・a)ANSIやPSTC規格・b)試験法が多く採用されています。しかし、実際にユーザー側で粘着特性を確認する方法は、“ 指で触れてベタツキ具合で?” が殆どであり、数値で判断できる簡易な粘着タック試験方法が待ち望まれていました。



バンセイのwebによるLTS-57粘着タック試験は、
ローリングボールタック試験の方法にインターネットからダウンロードできる条件を加味した物で、簡単に製作できることと、その試験誤差を既存の[ PLLABEL-JP]で確認したり校正できるほか、JIS Z-0237規格の a)傾斜式ボールタック試験法のボールタックNo. を更に「強・中・弱」の3分割した値に換算して、より細かなタック値が把握できるようになっています。

LTS-57による粘着タック試験の流れは以下のようになります。

◆1メール通信が可能で、登録条件に当てはまる方に登録申込みをして頂きます。
[PLLABEL-JP] の試供品とテストプリントアンケートをお送りします。

◆2・テストプリントが可能な方は、アンケートと試験プリントを返送して下さい。
試験プリントができない方は、試供品を手書きのラベル用紙としてご利用下さい。

◆3・アンケートと試験プリントを返送頂いた方には、LTS-57タック試験器のパターンと説明のダウンロード方法をお送りいたします。
簡単に製作できますので、説明書に従い丁寧にタック試験器を作って下さい。

◆4・製作したLTS-57タック試験器を使って [PLLABEL-JP] の試供品の粘着面を実際に試験して、その平均タック値をお知らせ下さい。折り返し校正値をお知らせします。

この場合、[PLLABEL-JP] の試供品がタック値校正用の試験片となりますので、必ず登録番号と管理番号を平均タック値と共にお知らせ下さい。

◆5・LTS-57タック試験器はラベルに限らず、ガムテープなどの粘着シート製品の粘着タック値も試験できます。粘着製品の在庫や保管による変質・劣化確認など、さまざまな用途にご利用頂けます。
このほか、お知らせ頂いたLTS-57タック試験器のタック値を基に、日本工業規格JIS Z0237の傾斜式ボールタック試験法の“ボールNo. ”に換算することもできます。

◆6・LTS-57タック試験器の精度確認や校正は、工業用タックフイルム[ PLLABEL-JP] のユーザーであれば、いつでもサービスが受けられます。
[PLLABEL-JP]は、製品出荷ごとにタック値などの試験記録がなされています。ですから管理番号と平均タック値をお知らせ頂ければ、お手元のLTS-57タック試験器が何時でも校正できるわけです。

詳しく説明しますと以下のようになります。

A) [ PLLABEL-JP]以外の粘着製品のタック値換算について。
包装用の粘着テープ・紙基材のラベル・再剥離タイプの粘着シートなど、その用途によって粘着付与剤の特性や粘着層の厚さが異なります。特に粘着剤の組成内容は、粘着剤メーカーのマル秘事項ですので把握することができません。この事からバンセイでは、汎用粘着製品に於ける指定用途と粘着層の厚さを基に、独自に試験分類して実測した数値を「マルメ」てタック値換算の基準数値としてあります。このため [ PLLABEL-JP]以外の粘着シート類のタック値換算結果は、大まかな目安であることをご承知おきください。

B)粘着製品の劣化や変質など、品質管理目的に使用の場合。
LTS-57粘着タック試験器で[ PLLABEL-JP]を使って誤差範囲を確認し、タック試験器の試験安定性を確認しておいて下さい。必要であればC)の方法でLTS-57粘着タック試験器の校正をして下さい。粘着製品の在庫期間による劣化や保管による変質確認など、品質管理を目的とする場合は、敢えてJIS Z-0237規格のボールタックNo. に換算せずに、入荷時と試験時のLTS-57粘着器のタック値(_)の差で判断した方が、簡単で細かな変化も把握できて理解し易くなります。

C)LTS-57粘着タック試験器の校正とボールタックNo. に換算するとき。
校正試験に用いた[ PLLABEL-JP]の管理番号と試験場所の温度及び、試験したタック値の平均値をお知らせ頂下さい。バンセイの基準LTS-57粘着タック試験器との誤差や「JISZ-0237規格の傾斜式ボールタック試験のボールNo.の31種」をそれぞれ「強・中・弱のレベル」に分類し、93種類に細分化した値でお知らせ致します。なお、[工業用タックフィルム/PLLABEL-JP]は、製作ロット毎にタック値データーが記録してありますので、お手元の管理番号をお知らせ頂くことで、いつでも校正用の試験粘着シートとしてご利用頂けます。

D)LTS-57粘着タック試験と傾斜式ボールタック試験のタック値の換算について。
粘着シート製品のタック値を異なる試験方法の値に換算や互換して利用するとき、注意が必要なことは、試験温度の影響と共に試験対象の「粘着製品の種類が変わるとタック値は比例しない」ことがあります。これは、同じ試験環境で同一製品の試験片を使用して試験すること以外、他の粘着製品のタック値変化曲線に殆ど比例しないので、そのままでは換算はできません。例え、ある粘着製品のタック値が他の粘着製品のデータと部分的に同じであっても、単純に全てを比例させて判断することはできません。これは、挿絵の説明の様に試験方法が異なるので、A)の様に多くのサンプルを一定の条件で分類して、その試験結果を「マルメ」て試験の換算基準に用いるしか現在のところ方法がありません。
(▲試験原理が異なる・・・の意見に対して「理屈から言うとタック試験は、鋼球の加速度と停止距離の関係だから難しく考える必要はない!」の意見もありますが、現実に粘着層の厚さは測定できるとしても「マル秘部分の粘着付与剤が鋼球に与える付着力?の影響」は粘着剤メーカーでしか把握できませんので、現在のところ個々に験して「マルメ」た平均値を基準にするしか無いようです。

タック値校正換算の注意 

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