LANケーブルの接続は、瞬時が大事です。

LANケーブルの静電気放電障害 防止対策用品の紹介
4静電気除去ツールの紹介

 従来の情報通信用途のLAN(Ethernet)から計測・監視・制御などで工場や施設のネットワークとしての利用が増えています。
これらのLANケーブルの布設作業では、取扱い中の極く僅かな時間の大きな事故予防対策が大切です。
 とくにLANケーブルTPケーブル)は、移動による摩擦のほか保管中であっても静電気帯電が発生します。とくに両端開放状態で移動した場合は、長さに比例して静電気帯電エネルギーも大きくなり、その放電によって接続する機器に決定なダメージを与えるばかりか、トラブルがネットワーク全体に波及するなど思わぬ拡大被害の恐れもあります。
 
これらの原因となるのはLANケーブルを機器に接続するその瞬間のことなので、確認や再現が難しい現象であることから、知らぬ間に静電気放電が原因で瞬時?が大事!に至る場合もあります。
  LAN
ケーブルの布設が緊急時や仮設置など頻繁にLANケーブルの移動が生じる作業工程においては、安全のため必ず静電気の帯電を除去してから入出力機器に接続することが大切です。

 

LANケーブルを移動したなら・・・まず静電気除去 ! 両端オープンで放置したなら・・・まず、静電気除去 !

 

AB-073-2型静電気除去ツール 取扱説明  

LANケーブル 専用静電気除去ツール:AB0073−2型:正面パネルデザイン

○静電気除去(除電・放電)ツールAB-073-2型は、RJ45プラグ付LANケーブル専用です。
 RJ45プラグを差込むことで、8本の芯線それぞれが1MΩの抵抗を介してアース端子に接続します。
 
1MΩの抵抗は、LANケーブルの芯線とシース(外装)が接する面間の電位を下げると共に、機器入出力回路の短絡保護を兼ねています。
 

静電気除去作業の準備とアースの確認

(写真-1) アース線の接続確認 (写真-2) アース接続線

○作業前にEarth端子が完全な アース(接地)線とリストストラップリードに接続している事を確認する。
 
静電気除去作業には、静電気除去ツールのアース端子が完全な接地回路に繋がっていることが大切です。
  必ず、アース線の接続状況を確認してから作業開始してください。
 特に両端が開放したケーブル類の静電気帯電は、その
LANケーブル芯線とシース (外装)が接している床面などにおける電位差が
 問題に なりますので、完全な接地への接続が なければ静電気除去はできません。

 

プラグのロックでLANケーブル接続を確認

  (写真-3) プラグのロックを確認のこと

○プラグを差込することで静電気を除去します。RJ45プラグのロックでLANケーブル接続を確認する。
 
LANケーブルのRJ45プラグピンが静電気除去ツールのジャックに完全に接触していることが大切です。
  必ず、
RJ45プラグのロックが完全であることを確認しながら静電気除去作業を進めてください。

○静電気の除去時間は、LANケーブル10mあたり4秒以上を目安として作業を進める。
 
ケーブル10メートルあたり約4秒の時間的な目安は、標準的なLANケーブルの静電容量と放電抵抗の時定数による最小値です。
  これは
LANケーブルの種類や移動の状態と接触面の材質によっても帯電量が異なるほか、接地線から地中に接続している
  アースの状況や作業場所の湿度によっても影響しますので、静電気除去作業は、必ず目安の時間以上に接続してください。

○両端が未接続のLANケーブルは自然に帯電します。作業後は直ちに 入出力機器などに接続すること。
 
LANケーブルの汚れを拭き取る(摩擦)や他の物体に接近や接触した場合のほか、LANケーブルの包装の多くが帯電防止包装
  されている通り、未使用の状態であっても帯電防止対策が無ければ静電気帯電します。

  LAN
ケーブルを機器などに接続するときは、必ず静電気除去作業を励行してください。

 

機能の確認と用途の拡張 (オプション品)

(写真-4) 機能確認 (写真-5) チェック拡張コード

○機能の確認:チェック拡張コードなどでプラグとアース、及び、リスト ストラップの抵抗値を確認する。
 
 静電気除去ツールAB-073-2型には機能のチェック(A)と用途拡張(B)に用いるミノムシクリップ付きの
  “チェック拡張コード:品番
C-M-45”がオプション品として用意してあります。

 
A「除去ツールの機能確認」:
RJ45ジャックに差込み抵抗計で 内部の接続状態を確認してください。

   
1・ミノムシクリップ8個それぞれとEarth端子間の抵抗値が1MΩ±5%程度であること。 (放電抵抗値の確認)
    *注意抵抗値が∞または1MΩより低い場合は、内部で断線かショートしています。修理してからご使用下さい。

 2・ミノムシクリップ8個中の1個と他の7個各々 間の抵抗値が2MΩ±10%程度であること。 (短絡・断線の確認)
*注意抵抗値が1.6MΩ以下であればRJ45ジャックのピン部分でショート、∞の場合は接触不良。

 3・Earth端子とリストストラップ終端(バンド側)間の抵抗値が1MΩ±10%程度であること。 (制限抵抗値の確認)

B「用途の拡張」:静電気除去ツールに接続して他のケーブル類の静電気除去作業にご利用下さい。  

 MΩの抵抗を介した放電回路になりますので、オーディオ用のケーブルや電子機器類の静電気放電障害【ESD
対策としてご利用下さい。

○接続口の増設作業においてケーブル数が多い場合は、オプション品の分岐アダプターなどを使用してください。

1・接続ジャック口数を増やす場合は、RJ45用分岐アダプターJ-P-Jを使用してください。

2・分岐アダプターを使用した場合は、各ピン番号相互が並列接続になりますのでご注意下さい。
 

オプション品の接続使用例   

    
(写真-6)チェック拡張コード (写真-7)分岐アダプター (写真-8)リスト ストラップ

 

AB-073-2型 静電気除去ツールとオプション属品

・静電気除去ツール本体 :型番 AB-073-  ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(写真-1)

・アース接続線(3m)   :品番 E-MY-3G   ・・・・本体に1本付属・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(写真-2)

オプション品(本体とは別に販売です。 )

・チェック拡張コード    :品番 C-M-45 ・・・ RJ45プラグ付ケーブルにミノムシクリップ8個付。・・・・・(写真-5)
                 *参考:使い古しのLANケーブルなどを利用してもチェック できます。

・分岐アダプター2口   :品番 -P-J  ・・・ 電話RJ45分配器などが代用できます。・ ・・・・・・・・・・(写真-7)
                 *
参考:RJ45ジャック付マウントボックスにLANケーブルを組み合わせて代用可能 です。

・リスト ストラップ      :品番 S -ZC-50 ・・・ アースリードに4φプラグと制限抵抗1MΩ内蔵。・・・・・・・・・・(写真-8)
                 *
参考:お手持ちのリストストラップのリード線がアース端子(4φバナナ)であれば使用できます。


                      静電気除去ツール(除電ツール)の共通注意 

(A)最も注意が必要なことに“LANケーブルは接続しなくても自然に静電気帯電する”ことです。この場合の静電気帯電の
   エネルギーは、LANケーブルを引き回すなどの摩擦による帯電より低いと思われますが、除電作業した直後から徐々に
   帯電が始まり時間と共に帯電電圧も高まってきますので、静電気除去ツールで除電作業したLANケーブルはなるべく早く
   入出力機器に接続して、電荷が再び蓄積しない様にしておく必要があります。

(B)次に大切なことはツールの機能点検の励行です。静電気除去ツールの 使用頻度や取扱い状態から一概に言えませんので、
   常に作業開始前にはリスト ストラップの保護抵抗値と共に静電気除去ツールの保護抵抗値チェックが必要です。

(C)除電ツールのアース線接続は、必ずネットワーク機器のアース端子が施設の接地端子に接続されていることを確認してから
   作業開始するなど、静電気除去のための完全なアース回路が成り立っていることを常に確認しながら作業してください。

 

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○静電気帯電対策については、bansei.comのweb情報をご覧ください。この 製品は「なかまぼくす®仲間の提案 による開発製品です。

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