災害、臨時会議、展示会場の設営など緊急で多数のLANケーブル布設が必要なとき、
通信環境が悪い場合や遠くにLANケーブルの延長や増設が必要なときの基礎知識。
■■■LANケーブルの取扱い注意と基礎知識■■■
はじめてLANケーブルの取り扱いすることを想定して、関連情報収集のかかわりを【検索キーワード】にしてあります。

大量の配線!入るを量りて出を為す?
LAN配線は入るも出も成さねばならないのです。
■移動使用するLANケーブルの取扱いについて■
■パソコン使えても繋げない!?
「電気やコンピュータには縁がない」とか「パソコン使えてもケーブル接続できない」などと言いつつ、インターネットの恩恵を受けて生活している事に気付かづにいる皆様でも、緊急事態が発生したら
“わからない”では済まされないのがLANケーブル接続の知識です。
仕事も生活も情報通信に依存している現在、スカイプ(Skype)などを利用したりパソコンを持ち寄ってのグループチャットなど個人ユースの情報通信用途LAN(Ethernet)をはじめ、計測・監視・制御などで工場や施設に於けるネットワークとしての利用が増えています。
これら複数のパソコンやI/O機器を使用するには、その簡単な接続や情報セキュリティの面からも有線のLAN接続はこれからも欠かせません。
そこで、誰にでも多数のLANケーブルを簡単に布設接続できて、その長いLANケーブルを素早く片付けできる製品、「bansei
LANケーブルリール」の
取扱い説明を例にして、初めてLANケーブルを布設や増設するときの基礎的な知識です。
☆提案しながらのお付合い、検索機能を活用して情報収集し易く、
*このページにはLANの関連用語や資料を探すための【かかわり検索キーワード】をマーキングしてあります。
文中のマーキングしてある文字部分をコピーして、検索枠かアドレス欄にペーストすることでweb情報を利用して、より詳しい説明や必要とするレベルの資料収集が容易にできるよう編集しました。
また、文末には有線/無線LANに関係する用語を■LAN接続の用語と意味の【検索キーワード】として選んでありますので、より詳細な情報収集にお役立てください。
■一般のケーブルとLANケーブルの違い。
★見栄くれ同じでも用途は大違い。
社内にパソコンが何台かあれば、鉛筆より少し細くてカラオケのマイクコードのようなケーブルが社内に多く這いまわっているのがココで説明するLANケーブルです。最近はカラオケ同様に無線LANの利用が増えているので身近で見える場所のLANケーブルの使用数は少なくなっています。
しかし、緊急会議やイベント会場の設営とか情報セキュリティやノイズ対策から、どうしてもLANケーブルで接続しなければならない場合など、カラオケのマイクコードなどと見栄くれは同じであっても、その使用目的や特性内容は大違いであり、その取扱いにはいろいろな注意が必要です。
★LANケーブルと言ってもいろいろあります。
まず、LANケーブルを使う時に迷ってしまうことに“エンハンストカテゴリー5e”とか“100BASE-Tや1000BASE-TX”などの用語がありますが、これはLANケーブルの性能を表すもので、カテゴリは、5⇒5e⇒6⇒6e⇒7⇒6aの順に高性能で新しい規格のLANケーブルのことです。
とくにパソコンがWindows2000など古い機種と接続するのであれば、カテゴリ5のLANケーブルで接続して支障ありませんが、Windows
Vistaなどの新しい機種で多数のパソコンを接続して、映像や動画によるプレゼンテーションなどを行う場合は、カテゴリー6以上のLANケーブルを接続して通信環境を最良の状態(*1)にしておく必要があります。
(*1)通信速度はハブの接続段数のほかパソコンやデータ内容で変化します。動作が遅い・重いと感覚で判断できるのは普段使い慣れたパソコンを使っている場合であって、新たなLANケーブルの布設や複数のパソコン設置の場合は、データ転送速度測定サービスを利用するなどして、数値で確認しなければ正しく判断できません。
時折LANケーブルの布設を行う場合は、使い慣れたパソコンに速度測定サービスのURLを入れておき、設置条件ごとの変化を調べて記録しておくことをお奨めします。
★断線してもいないのにLANケーブルは消耗品?
電気製品は電源ケーブルをコンセントに差し込んで動作しなければ、電源コードの断線が一番の故障原因です。しかし、LANケーブルは断線していなくても繋がらないとか通信速度が遅くなる症状が現れるなど、とても敏感で気難しいケーブルです。
例えばLAN工事業者が使っている簡易型のLANケーブルテスターで接続を確認したケーブルであっても、その使用情況によっては満足な通信速度が得られない場合があります。その原因としてはケーブルの特性劣化・カテゴリーが低い・ノイズの影響を防ぐSTPケーブルやCAT7(カテゴリ7)を使用する必要ありなど、単にケーブルの導通や接続を確認しただけでは判断できません。
また、LANケーブルの性能問題ではなく、初歩的なLANケーブル接続のトラブルとして、ストレートケーブルとクロスケーブルの使用間違いやHUBへの接続間違い。そして、古いLANケーブルを使用(*2)の場合でLANコネクターの接触不良とかLANケーブルのカテゴリーが低いことも考えられます。
(*2)多くのパソコンを使用するなど新しいLANケーブルの本数が足りなく、カテゴリー5などの古い規格のLANケーブルを使わなければならない場合は、接続するパソコンもWindows2000やMeなどの古い機種の接続用にします。カテゴリーの低いケーブルをモデムなどからHUBへの接続や延長ケーブルとして、回線の上流で使用すると全ての接続機器の通信速度に影響します。
★絶対にしてはならない、曲げる・踏む・引っ張る。
ここではLANケーブルの構造説明は省略して、とにかくLANケーブルは敏感で神経質な物であるとわきまえて取扱いに注意したいものです。
そこでLANケーブル取扱いの基本的なポイントとしては、ケーブル内部芯線の撚り合わせにストレスを与えない様にする事が最も大切です。
☆曲げない。---小さく折り曲げない(半径25_が限界)極端に曲げると断線しなくても通信速度が遅くなります。特にCAT6やCAT7のLANケーブルではケーブル内部の撚り戻りを防ぐことが大切です。(内部の電線それぞれが対で撚りあわせしてあるので、そのバランスが崩れるから。)
☆踏まない。---ドアなど出入り口の床面は、ケーブルプロテクターなどで保護する。ケーブルの上に重い物を載せたりドアで挟まないなど、LANケーブルの外観は太くても中の電線は極細0.2_程度の線が基となって構成され、電線それぞれを対で撚り合せしたケーブル全体がバランスして成り立つので踏付けや押し潰しは厳禁です。
☆引っ張らない。---LANケーブルの内部は細い電線が2本づつペアで撚り合わせてあり、これが伸びると電線対それぞれのバランスが崩れるから断線しなくても通信特性が劣化します。特にケーブル両端末のコネクター接続部分には大きな力が加わりやすいので注意が必要です。
なお、垂直にケーブルを布設するときはパイロットロープ(*3)などを共に這わせて、ケーブルを引っ張りから保護する必要があります。
(*3)LANケーブルの自重は大よそ35g/m位(UTP:CAT6)ですので、例として3階の高さにケーブルを垂直に引き上げると端末のLANコネクター接続部には、ケーブル自重だけでも300g以上の力が常に掛かる事になり、この引張りによる特性の劣化(撚り戻り)は時間と共に徐々に累積して行きます。
★LANケーブル以外は巻き込みしない。
勿論ながら、LANケーブルリールはLAN接続ケーブルの延長と分配をするための物です。また、LANケーブルはノイズなどの影響を防ぐためにも他のケーブル類と平行して布設や電源ケーブルに近づけては使用できませんので、リールに捲き込みして使用できるのはLANケーブルだけです。
工場内など大電力や静電気・ノイズの多い場所ではシールドタイプのSTPケーブルやCAT7(カテゴリ7)(*4)のLANケーブル使用が必要です。
シールド無しのLANケーブルを複数使用する場合は、LANリールから全て引き出した状態で使用するとノイズの影響を減らすことが出来ます。
(*4)CAT7(2重シールド)やSTP(シールドタイプ)のLANケーブルを使用する場合は、接続使用する入出力機器のコネクタに完全なアース対策がしてあることが大切です。
既存のLAN配線をノイズ対策する場合は、事前に接続する機器相互のアース状態や施設内の接地ラインの確認など、専門知識お持ちの方に相談が必要です。
★優しく丁寧に取扱い。
LANケーブルの多くは、布設した後は殆ど動かすことなく使用する芯線が単線のものと、引き回しがし易い芯線がより線構造の物があります。
いづれにしても、これらは電動工具の電源ケーブルのように頻繁に移動して使用する目的ではありません。
このためLANケーブルリールでは、ケーブルにかかるストレスが最少となる様にいろいろと工夫してありますが、LANケーブルの特性からケーブルの取扱いは、曲げない・踏まない・引っ張らないの3原則は勿論ながら、布設や接続・移動には優しく丁寧に扱う必要があります。
下の表は、LANケーブルリール:LAN-050及びLAN-100型に収納できるLANケーブルの適応表で、柔軟性の確認が大切です。
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4対LANケーブルの柔軟性 (*1・ケーブルの柔軟性評価数はBANSEI・なかまぼっく す独自の試験によるものです。) |
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LANケーブルの種類 |
ケーブルの構成 |
柔軟性評価 (*2) |
LANケーブルリールの適応 |
備 考 (*3) |
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CAT5〜CAT6e・1 |
UTP 撚り線 |
60 (◎) |
収納量100% |
強い引張り禁止 |
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CAT5〜CAT6e・2 |
STP 単線 |
120 (○) |
収納量100% |
コネクタ部の断線に注意 |
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CAT5〜CAT6e・3 |
UTP 屋外用 |
370 (×) |
使用不可 |
移動には適しない |
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CAT7・1 |
ScTP 撚り線 |
140 (○) |
収納量 70% |
太いので収納量減 |
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CAT7・2 |
ScTP 単線 |
220 (△) |
収納量 50% |
強い曲げに注意 |
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*1・試験方法は、IEC60245-2規格を参考としたBANSEI独自の簡易試験評価法です。長年一般電線類の用途識別に利用しています。 |
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■LAN接続の用語と意味
★1・イーサーネット:LANケーブルの通信や接続などの規格で、イーサーネットが本来の呼び方ですが概ねLAN(ラン)と呼ばれています。
インターネットや複数のパソコン間を接続する配線がLANケーブル。その配線が無ければ無線LANそして、
このページを良く見ておかないと“混乱!?” して“混LAN”で“混LANケーブル”や“混乱ケーブル” となってしまいます。!?
★2・カスケード接続:各パソコンなどからのLANケーブルはいったんHUB(ハブ)に接続され、HUBを介して相互に通信しますが接続数が多い場合はHUB同士を接続したカスケード接続にしてパソコンなどの接続機器を増やすことができます。また、LANケーブルが100mを超える場合はケーブルの端にHUBを接続して更に距離の延長ができます。(接続延長するのに使うのが延長用LANケーブルリールです。)
なお、HUBの機種によっても異なりますが、概ねハブ同士接続や延長の時は複数あるコネクター外側の“Cascade”や“=”マークまたは“始めか終りの番号”を確認して使用します。
その他の“記号なし”や“X”はパソコンなどへの分配用ですが、最近I/O機器は何処に繋いでもOKの物が多くなりました。
★3・カテゴリー:LANケーブルの規格分類名です。細かなことは別に検索してお調べください。概略は「LANケーブルと言ってもいろいろあります」のとおり、通信速度に影響する大変重要な分類名です。お手持ちのLANケーブルのカテゴリーを知るには、ケーブル外装(シース)に印刷してある長い英文字の何処かに“CAT.5”とか“CAT.6e
”や“CAT.7”の表示(*4)がありますので、よく確認してから接続してください。
(*4)LANケーブルのカテゴリーはケーブルの包装を解くと分かり難くなくなりますので、はじめに下げ札を付けるなどカテゴリーとケーブル番号を表示しておくと良いでしょう。
★4・ストレート結線:LANケーブル端末の結線規格です。最近はお店で指定しないとストレート結線を渡してくれますのであまり心配はありませんが、お手持ちのLANケーブルで結線規格が分からない時は、ケーブル両端のLANコネクターを同じ方向に並べて拡大鏡で見て、接続してある線の色順が同じならストレート結線。同様に見てコネクター側面(8本のピンの一番外側)の電線が片方のコネクターだけ別な色であればクロス結線のケーブルです。
★5・単線・より線:LANケーブル内に使われている電線の種類です。LANケーブルリールで巻き込み引き出しするには“より線”の方が柔らかくて扱い易く長寿命です。長距離で使用する場合は“単線”の方が良いと言われていましたが、これから新しくLANケーブルを購入するなら将来に備えてカテゴリーがなるべく上の“CAT.6e
”や“CAT.7”のより線ケーブルを選んでおくことをお奨めします。
★6・ハブ(HUB):LANで使われる接続分配装置(集線装置)。パソコンなど各機器に接続された複数のケーブルはハブ(HUB)を介して相互に通信します。LANケーブルリールはそのハブ(*5)の近くに置いて使います。(接続分配するのに使うのが分配用LANケーブルリールです。)
(*5)現在、多く使われているのはスイッチングHUBと言う物ですが、単にHUBと呼ばれても規格・性能やノイズ・静電気対策のほか、接続ポート数など多くの種類があります。
★7・UTP・STP:UTPはツイストペアケーブルと言って、8本の電線を撚り程度の異なった2本づつを対とし4組構成としたケーブルで、ノイズの影響を受けにくくなっています。低コストで高性能なLANケーブルの特性から有線通信の接続に多く使用されています。
STP(*6)は、UTPケーブルにシールドが施されたもので、ケーブルの外観からはSTPケーブルの方が少し太く(6.5_〜)硬いことでUTPケーブルと区別ができますが、この他に屋外配線用の紫外線保護シース付きや高性能なCAT7(2重シールド)のLANケーブルは、更に太く(7.5〜9_)なりますので、当然ながらLANケーブルリールへの巻き込み長さは少なくなります。
(*6)STPはノイズが多い工場内や早い通信速度が必要とされる計測制御などに使われます。特に延長用LANケーブルリールにはシールドケーブル(STP)の使用が望ましいのですが、その使用にはHUBとパソコンのアース接続の確認が重要であり、単にLANケーブルをUTPからSTPケーブルに取り替えただけではノイズの問題は解決できません。
この場合は、専門知識をお持ちの方にデータ転送速度測定をしてもらう等の相談が必要です。(詳細はweb検索で必要レベルまで情報収集してください。)
★8・ラン(LAN)ケーブル:インターネットや複数のパソコン間を接続するためのケーブル。太さ6.5_程度のものが主流です。
ほかに太さ3_程度や平らな(きし麺状)の物もありますが、LAN-050型やLAN-100型のLANケーブルリールで巻き取りや引き出しできる標準は、
屋内用LANケーブルで撚り線のLANケーブルでカテゴリ5またはカテゴリ6e(ケーブル太さ5.5〜6.5_)をご使用下さい。
なお、屋外用やカテゴリ7(CAT7)LANケーブル(ケーブル太さ7.5〜9_)などの太いLANケーブルを使用する場合は、LANケーブルリールのケーブルクランプ金具を太さに合わせて裏返ししてケーブルを固定します。また、LANケーブルが太いので巻き込み出来る長さは、標準の1/2〜2/3程度の巻き込み量になります。
(▲LANケーブルの芯線は必ず撚り線タイプをご使用下さい。単線タイプのLANケーブルや屋外用LANケーブルでは柔軟性が無く断線や特性低下の原因になります。)
★9・LANコネクター:RJ-45プラグ(*7)と呼ばれLANケーブルの両端末についています。殆どのLANケーブルでは接続加工済みです。
また、延長用のケーブルなどで特別な長さを購入の場合は業者にコネクターの取り付け加工を依頼する必要があります。この場合、シールドケーブル(STP)や“CAT.7”のLANケーブルを使うときは勿論ながらシールド付きのコネクターが必要です。
(*7)LANコネクターのトラブルで多いことにロック不良による接触不具合があります。これは、コネクターの差込時には必ず“パチン”と言うロック音を確認することで予防できます。
また、RJ−45プラグのロック爪が折れてプラグが確実に接触できない例も多くあります。この爪折れ原因の殆どがLANケーブル付設時の絡みや引っ掛かりによるもので、LANケーブルリールを布設時に使用することで、RJ−45プラグのロック爪が折れるトラブルを予防出来ます。)
★0・この他のラン用語:以下に有線/無線LAN全体の関連用語や参考資料を素早く検索するためのキーワード゙(*8)を選んであります。詳しくはマーキングしてある文字部分をコピー・ペーストして、主要な検索エンジンで検索して、より詳しい情報収集にお役立てください。
(*8)目的の情報が上位検索できない場合は、キーワードの後にスペースを入れてから「用語」「LAN」「パソコン」「インターネット」などの言葉を入れて&検索することで詳しい情報に絞込みできます。なお、関連用語を検索する時は「バンセイ」で&検索します。
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