| 防爆機器は使用前の安全確認が重要でありメンテナンス頻度の少ない設計が理想です。
|
■■■防爆機器の取扱注意と保全■■■
関連資料収集用の【BANSEI索引かかわり検索キーワード】を文末に設けてあります。
■
関連情報かかわりの検索について
■
このページにおいて防爆構造機器の取扱注意について、全てを説明するにはその情報量からして困難があります。また、危険な爆発性雰囲気の場所で直接作業に携る皆さんは、防爆や電気工事などの知識や資格が必要ですので、既にその講習受講や関連資格を有していると思われます。
ここで説明する内容はbansei.comページ掲載の製品と関連資料を対象にして、その取扱いに関わる要点を中心に説明してありますので防爆機器全体の説明としては至らない部分があることをご了承ください。 なお、更に詳しい防爆関連の情報収集には、防爆電気設備の基礎に移動するかweb上に公開されている様々な説明や資料に簡単アクセスできるよう【BANSEI索引かかわり検索キーワード】を文末に用意しましたのでweb検索による情報収集にお役立てください。
■防爆機器の取扱い全体としての注意
防爆機器と一般の機器の違いを一言でいうと"防爆機器は使用前の安全確認"が重要であり、メンテナンスでは異常予兆の把握が必須です。
“一般の機器は故障したら修理”であっても許されることとの違いといえます。ここでは、防爆の規格・基準やガイドなどでは説明していない"現場で拾った声やノウハウ"を基に、防爆構造電気機械器具(防爆機器)の取扱い上の注意概要を紹介します。
【防爆とは爆発事故を防ぐこと】
爆発は可燃物が激しく燃えて衝撃波が伝播する状態ですから、それを防ぐには対象となる場所に燃える物(ガス・蒸気・粉塵)・空気(酸素)・火気(熱・火花)の何れかが無ければ爆発は起きませんので、防爆の基礎でも説明のとおり防爆規格に基いた色々な防爆構造機器を使用して施設の安全条件が維持されています。 しかしながら、これら設備の保守・点検・整備・検査などの場合は、安全維持している条件やバランスが崩れた状態と成りますので正常稼働時とは異なった注意が必要です。 よくある例では、修理作業などにおける溶接やグラインダーの火花、乾燥や加工時の熱風や赤外線による温度上昇、非破壊検査の浸透探傷試験における洗浄や現像剤の溶剤蒸気や可燃性ガスの発生、タンクや配管内に残留の可燃物と空気の接触、等々、作業の種類に比例して爆発性雰囲気の生成条件も増えると言えます。とくに、保守・点検作業の多くは作業者による目視検査から始まりとなりますので、最も危険区域に接近することを良く認識しておくことが大切です。
【防爆と一般作業の違いについて】
イラストは、危険場所への立ち入りや持込み禁止を説明した"危険場所には持込み禁止"の漫画です。まず、絵の中に一般用途の作業灯・電気ドリル・コードや電線リール・そしてOIL缶がありますが、これらは何れも"爆発性雰囲気"の危険箇所には持込みできません。もし、これら一般の作業機器を持ち込みしないと作業ができないのであれば、ガスなどの"爆発性雰囲気"を無くして安全確認した後に十分な換気をしながら作業する必要があります。
参考までにイラストにある機器それぞれの問題点は、ハンドランプ⇒表面温度や破損、スパーク ・電気ドリル⇒電気火花や衝撃火花と発熱 ・コードリール⇒コンセントの構造、ケーブル強度、電線リール材質 ・OIL缶⇒発火温度、温度等級、対応機器分類など、何れも危険箇所に持込みして使用すると引火爆発など大事故に繋がる恐れがあります。
|

防爆対策品以外は持ち込まない
そして作業の始まりは目視点検
⇧
危険箇所内では点検も修理も出来ません。 |
1)防爆機器と一般作業機器の違い
爆発性雰囲気などの“危険箇所”に於いては、設置された設備機器は勿論ながら運転・保守・整備など、その危険な場所で作業に用いるものは全て、防爆構造電気機械器具(防爆機器)の製造者または輸入者が、所定の手続きにより社団法人産業安全技術協会の「防爆検定や認証」を受けた機器でなければならず、それらを用いて「工場電気設備防爆指針」などに基づいた工事をしなければなりません。
そして、爆発性雰囲気の箇所で直接作業に携る管理者や作業者が、防爆や電気工事に関わる十分な知識を有していることと、使用する防爆機器(作業灯、コンセントなど)や工具(防爆用工具)及び、作業服(静電気帯電防止)などに至る全てのものが、安全性を完全に確認されたものを使用すること、そして、それを全員が厳守する必要があります。
とくに設備の定期検査や補修時には外部委託など多くの作業者が携わるので、これらの指示伝達に漏れが無いように十分な注意が必要です。
例えば、作業区域内の“危険場所指定が解除”されていても配管やタンク内部の溶接非破壊検査を浸透探傷試験法で目視検査する作業などでは、溶剤による洗浄や現像剤の溶剤蒸気やガスが充満するので、作業中のタンク内部では忽ち危険な爆発性雰囲気のガス濃度になりますので、作業者それぞれに防爆安全対策を講じるほか、隣接して作業する者にもその危険性を伝えておく必要があります。
つまり、通常作業の現場に於いては、“関係者以外の立ち入り禁止”程度の規制だけであったものが、爆発性雰囲気の“危険場所”に於いては、照明機器から工具に至るまで防爆対応の物しか使用できない“防爆仕様以外の機器持込み禁止”なのです。(防爆用工具については、JIS M7615が参考になります。)
2)防爆安全対策には曖昧表現の禁止
一般の機械や器具などの点検用チェックリストで良く見受けられる例として、磨耗や劣化の状態評価を明確な数値の表示でなく「小・中・大とか軽微・注意・不可」などと曖昧に分類や評価したものがあります。しかし、“危険箇所”で用いる機器にはこの様な“曖昧評価・表現”は許されません。
防爆機器に於ける点検整備の状況判断は必ず"YESかNO/可か不可"で判断する必要があり、防爆機器の「僅かな不良や軽微な故障」は全て"NOであり使用不可"と判断する必要があります。つまり、日々の点検が「この位はマア良かろう」であっては、「慣れと甘さで"爆発"に繋がる」恐れがあることを最初によく認識しておく必要があります。
また、当然のことながら、○○の規格で△△の認定がある製品と言うことは、防爆機器をメーカーから使用者に受け渡しするまでの機能であり、その後の使用者側に於ける設置状況や保全状態までを保障しているものではありませんので、防爆安全対策には法規程の遵守と完全な保守点検整備(保全)による事故の予兆把握が最も大切であることの認識も大切です。
一つの例として、鋳物製で容易に開閉できない構造の防爆機器の外観からすると"重くて頑丈で壊れない"イメージを誰でも持ち易いのですが、その設置や取扱の不備で、耐圧防爆機器の容器と蓋の隙間が、許容範囲の僅か0.1㍉を越えただけであっても、その耐圧防爆と言う機能が失なわれてしまうなど、大変厳格な取扱いを要するものであることの理解も必要です。
更に、これまでの爆発性雰囲気の“危険場所”規定が、「・・・爆発の危険がある濃度に達する・・・“危険箇所”」となり、防爆の対象となるガスや蒸気の特性が爆発等級と温度等級で示されていましたが、その爆発限界濃度についても「・・・爆発の危険がある濃度に達する・・・“危険箇所”」となりましたので、対象物質の化学物質等安全データーシート(MSDS)などによる“爆発限界”特性を把握しておく事も大切です。
3)安全対策とは万が一の危険を回避すること
製造に限らずあらゆる業務に於いてマニュアル化は欠かせません。そして、常にマニュアルに準じた行動・チェック・見直しが大切なことは言うまでもありません。しかしながら、危険箇所の作業に於いては"マニュアル頼りと経験者不在"の問題についても、配慮しておく必要があります。その理由として、年齢とか世代によって"モノツクリや安全"の考え方が違うということです。これは、危険箇所の作業者ばかりでなく目視検査などにも同様のことが当て嵌まります。
参考までに、bansei「なかまぼっくす®」情報で製造物責任法(PL法)対策情報として、世代による考え方の違いを注意喚起したものを参考に紹介しますと、その概要は、当時のものつくりに従事する人を年代別に、その作業対応姿勢を大まかな型に分けて要約すると、50歳代=創意工夫型・40歳代=品質向上型・30歳代=工程管理型・20歳代=マニュアル尊重型となり、これらの人々が混在して物を作るチームでは、製品も説明書も優れた内容に仕上がる。ところが、20歳代のみのチームに製品の取扱説明書作りを命じたら"マニュアル作りの為のマニュアルが無いので作れない"と言う、笑い話のような話で、これを現在に当て嵌めるとどの様な結果となるか?これを危険箇所の安全対策として考えてみると、「万一、マニュアルに対処方法が無い状態の危険発生の時に、果して経験と創意工夫で危険回避できる者がいるか?」が大きな問題であり不安があると言う事です。つまり、マニュアルの想定外の問題が発生した時に、臨機応変に対処できる知識とノウハウが備わった管理者や担当者が、その現場にいるかと言う事です。
そして、一般の作業場所との大きな違いとして、もし、不具合があれば見直し改善してマニュアルの変更となるのですが、防爆機器を使用する"危険箇所"に於いては、不具合があれば即"爆発"につながるかも知れないことです。ですから、万が一の時に危険状況を的確に判断して即座に対処するだけの“知識や経験がとても大切”な仕事なのです。加えて、防爆機器は常に使用や始業前の点検と常時保全が重要であって"万が一とか、~かも知れない"が必要なのです。
参考として工場防爆とは異なりますが、国土交通省令における危険物船舶運送及び貯蔵規則では、“安全装具”として「自蔵式呼吸具・
密着式保護衣・耐火性の命綱
・防爆型の懐中電灯(防爆懐中電灯・防爆携帯電灯)」で構成される安全装具4種を三組以上備えなければならない規則があるように、単に防爆電気設備の保全だけでなく知識・経験・点検・安全装具など、常に“安に居て危を思う”備えが大切と言えます。
■BANSEI取扱の防爆機器について
第1類危険箇所で使用できる防爆機能を持ったハンドランプなどは、温度上昇・消費エネルギー(電圧・電流)と光透過性などの条件から、その性能は耐圧防爆構造(種類d)を基本性能としたものに限られるほか、耐圧防爆型ハンドランプ:EXSL-27 のようにケーブル接続して移動や携帯電灯のように現場で持ち歩いて使用するなど、設置固定して使用する耐圧防爆機器とは異なり、その使用条件が大変厳しく点検整備保守の内容や期間は確実で厳しい条件に設定する必要があります。ここでは、製品取扱説明書には記載されない初歩的な注意を列記します。
1)移動して使用場所を変えて使うもの
防爆設備機器の多くは定置式であり設置固定して使用するか、動きがあっても回転・摺動・振動など部分的な動きのものが殆どであり、防爆工具や計測器類を別にすると危険箇所内を移動して用いるものはそれ程多くありません。このことから、本ページ紹介の「ハンドランプ」「携帯電灯」などは、防爆機器類の中では移動して使う部類であり、その保全についても定置式の防爆機器に比べると点検確認する項目が多くあります。また、使用中も“落下衝撃”や“異常な過重”とか“変形・罅割れ”などの状態把握を常に行いながら作業を進めることが大切です。
2)ケーブルを引き回すもの
「耐圧防爆型ハンドランプ」や「コンセント」など、ケーブルを接続して移動使用する防爆構造電気機器は、“ケーブル引留機能”と“機械的強度試験”の検定基準に適合したものです。しかし、これらは通常の使用状態において予測される引張りや捻れに耐える強度に対し、安全係数を配慮した強度範囲でしかありません。このことから、ケーブルをロープ代わりに使って引き回ししたり、重量物で押し潰すなどの異常な過重は絶対にかけてはいけません。そして、始業前点検では“ケーブルの傷・細り(伸び)・膨れ”などの変形の有り無し確認は必須の点検項目です。
使用禁止のケーブル外観
爆発性ガス・蒸気の雰囲気など,“危険場所”で使用する機器のキャプタイヤケーブル類は、
イラストのような外観や形状に変化がある場合は、使用禁止として新しい物と交換すること。
|
▲キズ・ヒビワレ・裂け |
|
▲フクラミ・しわ・結び目 |
|
▲ホソリ・へこみ・筋目 |
|
|
|
|
|
|
|
▼接続・外皮(シース)なし |
|
▼修理・補修痕・他の物の保持 |
|
▼非防爆の接続器使用 |
|
3)照明として使うもの
「ハンドランプ」「携帯電灯」に於いては、着火源となるランプや充電部を内蔵しているケースとガラスや樹脂の光透過性の部品から構成されているので、始業前点検では、その保護用ガードの変形やガラス面のキズについて目視で良く確認することが大切です。
特に爆発性雰囲気の中に於けるガラス部分の破損は、着火源の露出となり大変危険です。例えガラス部品が防爆検定試験に於ける衝撃や落下試験に十分耐える構造であっても、製品使用中にそれを超える加速や過重の衝撃もありえます。このことからも保護用ガードの装着状態確認はとても大切です。
《安全提案#A》複式照明の薦め=作業中突然の停電で“真っ暗闇の事故防止”のため、照明の電源供給元を2系統以上に分けたり、作業者それそれが携帯電灯を持って作業するものです。(過去には、照明灯を探すのに暗闇でライターを使ってガス爆発の例もありました。)
4)危険場所で差込接続されるもの
危険場所で使用する「コンセント」には、必ず遅延機構の開閉機能を有したインターロックが必用です。これは、プラグの差込及び抜取の操作時には、電気回路が完全な通電または開放状態にならなければ、接続開放操作ができない機構を持っていることが防爆基準の条件です。
このほか、異なった電源回路との誤接続防止や露出部の保護と錠締め機構など、電力の断続は着火源となるエネルギーの源なので、ヒューマンエラー防止の機能維持と正しい操作手順の徹底が必要です。
5)アースについて
電気機器のアース接続は、感電・漏電事故防止に欠かす事のできない条件です。しかも、防爆機器の場合は、漏電・感電事故防止の他に静電気帯電防止目的の“ボンディング”と言う重要な役目もしています。これらのことからアースへの接続不良は絶対に有ってはならないのですが、多くの電気機器はアースが無くても正常状態の様に働きます。
しかも、接地不良検知器が接続していない機器において、アース接続不良に気付くのは“ビリット感じた!?”など、漏電や絶縁不良が発生した時が多いのです。しかし、危険場所に於いて“ビリット感じた!”のであっては既に手遅れです。
安全点検では、必ず本体の金属部分やアース端子と給電部ケーブル端末間を必ず、オーム計などで導通試験する必要があるほか、ボンディング回路に途切れが無いことをオーム計と目視検査によって確認のほか、充電部分の汚れや変色からも絶縁劣化を推測して確認できる様な技量も必要です。
6)取扱注意書の作成注意について
このほか、防爆機器の取扱いについては、製品添付の取扱説明書や"注意"をよく読んでから使用すること、そして、その内容に“分からない事・不安な事”があれば、必ずメーカーなどに確認してから判断する事が大切です。
とくにパッキンやケーブルグランド部品については必ず指定の物を使用するなど、例え僅かな変形など軽微な内容と思えても上記説明の“爆発災害に繋がる原因”であったら取り返しのつかない事になります。これらの注意は“拡大被害防止”のための基本的な注意の一部です。この他の安全対策には、文末の検索キーワードや文献資料などもお役立てください。
■防爆機器の保全確認内容
防爆構造の「ハンドランプ」「携帯電灯」などの保守点検や始業点検内容の一部です。安全点検マニュアル作りなどの参考にして下さい。
なお、評価は○か×で行い、処置も危険場所での使用が"可能か不可能"の二者択一の形式をおすすめします。
〔1〕作業場所の状況(概要)
|
・爆発性雰囲気の特性(1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・対象の可燃性ガス・蒸気の特性は、MSDSやICSCで確認したか?
・対象物質の絶縁性(2)・・・・・・・・・・・・・・・静電気の発生や帯電の特性及び流路に絶縁(非導通)性の部分は無いか?
・危険場所の状態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・設備が稼動中か修理などで危険を排除した状態か?
・換気状態《安全提案#B》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・複数の換気装置が別系統の電源に接続してあるか?
・温度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・可燃性ガスや蒸気の特性と防爆機器の使用可能温度?(発火度・温度・爆発等級)
・水、塵埃など・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・設備機器などの許容範囲か?(IEC保護等級)
・持込み品の内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・防爆工具か?腐食や化学反応を起こすものは無いか?(携帯電話・カイロ・ライター)
・エネルギー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・電源(電圧・周波数・電波)やエアー(圧力)、スチームなど?
・照明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・防爆仕様か?非危険域からの投光か?
・連絡手段・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・防爆電話などの連絡機器と緊急連絡先の確認。 |
〔2〕防爆機器の状況(概要)
|
・危険箇所のレベル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・危険箇所のレベルで使用できる機器か?
・防爆規格・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・防爆構造規格/技術的基準の検定認証があるか?
・保全状態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・機能や防爆機能の確認が完了しているか?
・関係書類、備品・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・点検確認履歴・取り扱い関係マニュアル、緊急用具用品は揃っているか? |
〔3〕防爆機器の点検整備の状態(抜粋)
|
・ケース、容器・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・錆、塗装・コーティング落、変形(蓋のズレ)、ひび割れ。
(注意)鋳造品や溶接個所のひび割れや傷は、浸透探傷試験法で目視検査による確認。
・ガード、蓋、ピン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・変形、嵌め合い、曲がり、塗装・コーティング落。
・光透過部・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ひび割れ、傷、欠け、パッキンの異常。
・接合面、嵌め合い、ネジ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・傷、錆、緩みのほか隙間の異常。
・締め付けボルトナット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・緩み、欠け、締め付けトルク値。
・パッキン、ガスケット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・傷、変形、材質劣化、復元力(弾力性)。
(注意)再使用を避けて新しいものに取替。
・端子盤、端子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネジ緩み、締め付けトルク値、錆、熱変色、塵埃付着。
・結線、絶縁処理・・・・・・・・・・・・・・・指定された接続端子か、接続状態確認、絶縁処理確認、予備・不使用線の絶縁処理。
・アース(1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・本体と接地端子、接地端子とケーブル終端間の導通試験。
・アース(2):ボンディング回・・・・・対象物質の流路に絶縁部分は無いか?流路の接地端子とボンデング線間の導通試験。
・ケーブル(1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・傷、膨れ、細り、捻れ、結び目、汚れの確認。
・ケーブル(2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・接続や修繕した箇所は無いか(あれば使用禁止)。
・ケーブル(3)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ケーブル両端末間の導通、絶縁試験(非危険場所で)。 |
〔4〕故障や異常の場合
|
・危険場所内で故障・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・直ちに電源を供給元で遮断、安全確認するまで操作しない。
・故障品機器の取り外し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・爆発性のガスなどが存在しない事を確認してから作業。
・故障機器の持ち出し・・・・・・・・・・・・・・・「故障・使用禁止」などのタグを付けて識別。(接続配管やベルマウスからの漏れ防止処理)
・状態確認(1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・故障状況から「社内修理」か「メーカー修理」を判断。
・状態確認(2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・修理や確認方法が分からない場合はメーカーに確認。
・修理依頼(1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・故障内容と故障発生状況などを連絡して修理依頼。
・修理依頼(2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・交換希望の部品や予備部品などの注文。
・修理完成品
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・確認試験「修理完了と日付」の表示をつけておく。
・社内修理の範囲
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・取扱い説明の指示にある部品や消耗品の交換と接続し直し程度の修理作業。
(注意) 防爆機能に関係する重要部分の修理はメーカーに修理依頼のこと。 |
〔5〕防爆機器の保全で重要なこと
|
・最も重要な注意・・・・・機器の修理が終わって使用場所に戻すと言う事は
“危険な場所に戻す”と言う事です。
「修理したから安全」は非危険場所での認識であり、防爆機器は修理完了のものであっても必ず持込み使用前の点検が必要です。
*防爆や危険場所については、防爆対策の目安などをご覧下さい。
・重要(1)・・・・・・・・防爆構造の電気機器は、爆発雰囲気の危険箇所で使用するものです。
取扱いには労働安全衛生法の防爆規格及び、電気設備施工の教育訓練を受けた実務経験のある担当者指導のもとで行うこと。
・重要(2)・・・・・・・・使用環境や用途について不明な点がある場合や何らかの不都合が予測されるときは、標準仕様品においては販売代理店
もしくはメーカーへ問い合わせしてください。なお改造や指定外の組み合わせ使用は重大事故に繋がる恐れがあるので絶対禁止です。
《安全提案#Aと#B》について
・#Aは、BANSEIが推奨する安全対策で、作業中突然の停電で“真っ暗闇の事故防止”のため、照明の電源供給元を2系統以上に分けるか、
作業者それそれが携帯電灯を持って作業するものです。
・#Bは、#Aと同様の考え方で換気装置の一方が停止しても、可燃性ガスなどの濃度が「爆発限界範囲」とならないように換気を確保する
フェールセーフの考えです。この他、アース(漏電接地)とボンディング(静電気接地)も接続回路の構成に注意が必要です。
*爆発性雰囲気の“危険箇所”は、ガス・蒸気の濃度で判断しますので換気やエアパージの有無ではなく、作業する場所の“爆発限界濃度”で
安全性を確認する必要があります。(例として水素の場合は爆発限界濃度範囲が5~75%と広いので注意が必要です。)
なお、この他にもガスの濃度や危険性についてはMSDSやICSCのデータシートを時折確認するなどして、思い違いによるヒューマンエラー
防止対策することも大切です。(例:化学プラントなどで反応や加工の条件が変われば、温度やガスの条件も変わり爆発性雰囲気も変化する。)
*作業用照明については、作業照明選びのポイントをご覧下さい。 |
■関連のリンク
サイトホームへ 危険場所で移動使用する照明灯
注意や警告表示の参考
防爆電気設備の基礎 作業照明選びのポイント
静電気除去 非破壊検査・浸透探傷試験
連続爆発火災死傷事故 防爆型携帯電灯
水素対応の防爆機器の点検保守
■情報を知ったときより使うときにアクセスし易くする【検索キーワード】
【あ】アース・ボンディング・接地接続/アーク・スパーク・静電気・電気火花・衝撃火花/安全増防爆/油入防爆・IP保護等級/IEC構造規格/インターロック・オーム計/
【か】国際化学物質安全カード/ICSC・危険箇所/爆発性雰囲気・工場電気設備防爆指針・ケーブル引留機能/機械的強度試験・拡大被害防止・危険対象物質/危険雰囲気/危険場所/労働安全衛生法・経済産業省/ガスや蒸気の危険特性分類表/爆発等級/温度等級/発火温度・局所排気装置/航空機整備・
【さ】作業照明選びのポイント・始業前点検/常時保全・製造物責任法/PL法/浸透探傷検査/作業指標・品質向上・工程管理/ストロングライト/JIS
C0930/JIS M7615/JIS
Z9110・製品安全データシート/MSDS・石油化学プラント・災害時緊急連絡先/製品欠陥問題
・作業灯と色で品質管理・CPIラベル・
【た】耐圧防爆構造・点検用チェックリスト・塗装/ペイント/有機溶剤工場・電線の整理整頓・提案しながらの・特別危険箇所・第一類危険箇所・
【な】内圧防爆・内線規程・燃料電池・粘着タック試験/なかまぼっくす・燃料電池スタック・
【は】防爆構造電気機械器具/防爆機器・防爆検定/認証・フェールセーフ・防爆用工具・ヒューマンエラー・爆発性ガス蒸気/可燃性粉塵・本質安全・bansei.com/作業照明選びのポイント・爆発性雰囲気/爆発限界内・包装材の再使用・VANSEI/PLlabel
・防爆電気設備の基礎・包装材の再利用・非破壊検査・/爆発限界範囲/非点火防爆/
【ま】マニュアル/警告ラベルデザイン・マグネットホルダー・まだ早いが遅くなる・勿体無いが地球を救う・目視検査・
【や】ヨーロッパ電気標準化委員会/CENELEC規格・油槽船/薬品燃料貯蔵庫・ヨーロッパ電気標準化委員会・より効果的に使うオプション品・指で触れて・汚れキズ絡み防止・
【ら】漏電/感電事故防止・ルグラン社/防爆型コンセント・ラベル製品チャート/Pllabel/vansei・落下衝撃試験・LANケーブルリール・
【わ】ワイヤ/電線リール/キャプタイヤケーブル・ワンタッチの青い電線リール・忘れた頃に再確認・
【参考文献】工場防爆対策の資料としてお薦めします。
・工場電気設備防爆指針 ------------------------------------------------(社)産業安全技術協会
・防爆構造電気機械器具型式検定ガイド ------------------------------------(社)産業安全技術協会
・電気機器の防爆構造総則(JIS C0930)他 ----------------------------------(財)日本規格協会
・電気工事と安全管理 ---------------------------------------------------(社)日本電設工業会
・初心者のための防爆電気設備の基礎知識 ----------------------------------㈱オーム社
・防爆安全ガイドブック ---------------------------------------------------㈱オーム社
・爆発火災の危険な場所で使用する防爆電気設備の基礎知識---------------------㈱オーム社
・<注意>平成20年10月適用の「電気機械器具防爆構造規格等の改正について」は、このページ更新の時点において詳細説明された
書籍の発行はありませんので、より確実な情報収集には、
【労働安全衛生法 防爆構造規格等の改正 平成二十年十月一日】または、
【電気機械器具防爆構造規格及び昭和四十七年労働省告示第七十七号の一部を改正する告示】で検索して詳細内容を確認してください。
【防爆機器の取扱注意と保全/M1221-2】 【UC100325-1】 【UG100723-2】
|